長い自分語りでしかありませんので、お暇な方にお読み頂ければと思います。
ずっと、弟の兜飾りについていた刀が羨ましかった子供時代でした。
今思えば、それが私と刀との出会いだったと思います。
お雛様も奇麗で可愛くて好きでしたが、打刀と脇差の二振りが厳格な鎧の横に携わっていて、子供ながら弟がとても羨ましかったのを覚えています。
そこから時が経ち、社会人となり初任給で歌仙兼定をお迎えすることが出来ました。
今までおもちゃ屋さんや駄菓子屋さんで売っているような、可愛らしい刀しか持ったこと無かった私でしたので、ずっしりとした質量に興奮してしまいました。
さて、いざお迎えした私の刀はとっても奇麗で、鞘から抜いたときの切先の余りの鋭さにびっくりして思わず足を掠めてしまいました。
薄皮が切れた程度ですが、しっかり切れてしまいましたので、これからご購入される方はご注意ください。
もった感じは、ずっしりと重たい。というのが第一印象でした。
憧れだった鯉口切りというのもやってみました。
侍のようなチャキンというかっこよい音は出せませんでしたが、なんだか刀が触れる強い人の気分を味わうことができ、とても貴重な体験をさせて頂きました。
鯉口の硬さを指定するのを忘れていたので、硬さに不安があったのですが、ちょうど良い硬さにしていただけて良かったです。
ありがとうございます( ; ; )
触った感じもっと冷たいのかと思えば、冷たいけれどもどこか温かく、私が歌仙兼定夢女子だからかもしれませんが、愛おしさを感じました。
もっと持ちにくいのかと思えば、意外と手に馴染む形状と重さでびっくりしました。そして近くで見ると、こんな作りをしているんだと感動や発見ばかりでした。
壁掛け刀掛台も一緒に購入、組み立てたのですが、こちらは一人でやるより何人かで行った方が良いです。
一人で黙々とやるよりも、誰かとワイワイ組みたてた方が楽しさ倍増です。
私は母と組み立てたのですが、なかなかアンカーが壁に入っていかず、苦戦しているさまがなんだか楽しくて仕方がなかったです。