源義経拵え「膝丸 ひざまる」(薄緑 うすみどり)
この刀のモデルは、源氏の英雄・源義経の陣太刀、伝長円作「膝丸(薄緑)」です。
鞘は、茶と黒の間のような美しい赤色。
ダークななかに、どこか品や知性を感じさせる、重厚感のある逸品です。
模造刀としては、全長約105cm。
身長高めの大人が床に正座したときくらいの大きさです。
重さは、手にした時に、ほどよい重みの約1195gで、高級メロンと同じくらいの体感です。
また、この太刀に用いられる金具は、まるで西洋を思わせる装飾で、義経の斬新さが呼び起こされます。
そして、いぶし銀のような重厚感のある装飾は見ればみるほど、深い味わいです!
義経が兄である頼朝の笑顔が見たいと、来る日もふるった、この刀。
まるで、一度は、気品と光に満ちていた「薄緑」が、再び深みのある漆黒「膝丸」へと色を変えたような。
そんな強くも切ない、一振です。
太刀職人がつくる、名刀 陣太刀「薄緑(膝丸)」。
薄緑が呼び起こす、義経の淡い想いが、あなたにも悲しいほどに伝わるでしょう。