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フォーラム記事
おひねる
2024年9月21日
In お迎えしたご感想&愛刀の自慢話
6年前にむしゃ処様にて、にっかり青江をお迎えさせていただきました。
心身共に余裕ができ、今になってようやっとむしゃ処様、そして職人の皆様にお礼を申し上げたく思い、こちらに投稿させていただきます。
私は物心ついたときから霊感があり、苦労して生きてきました。大なり小なり色々な経験をしましたが、視えない・感じない方が良かった・安全だったと思うことがほとんどでした。
上京して進学し、一人暮らしを始めるようになるとより狙われやすくなり、実家から送ってもらったお札をアパートの部屋中に貼りまくり、友人に事故物件に住んでいるのかとドン引かれたことは今でも忘れません。
卒業後、夢だった教員を目指すべく講師として働き、毎年異動を繰り返しながら正規採用を目指す日々に心身共に限界が近くなっていた頃、SNSでとある投稿を見つけました。
「模造刀が夢枕で霊を斬ってくれた」
相変わらず霊障に悩みながら過ごしていた私は、その模造刀が「にっかり青江」だったことを知りました。そして、その方がむしゃ処様からにっかり青江をお迎えしたことも。
その頃は本当に心に余裕がなく、些細な霊障にさえ参っていた私は藁にもすがる思いでにっかり青江をお迎えすることにしました。
届いたその日、手のひらに静かな冷たさとしっかりとした重みを感じながら「助けてください」と必死にお願いしたことを、今でも鮮明に思い出せます。
幸か不幸か、にっかり青江をお迎えしたその年の異動先は辺境の地で賃貸の数も少なく、あろうことか病院の横に隣接されたアパートに住むことになってしまいました。
初日からご挨拶とばかりに霊障に見舞われ、一人暮らしのはずなのにルームシェアでもしているとかと疑いたくなるほど感じる人の気配。当然眠れるはずもなく、半泣きになりながらにっかり青江を枕元に置いて、布団を被って夜を過ごしました。
そんなある夜、不思議な夢を見ました。
いつも私の上に乗って、ニタニタと笑いながら首を締めてくる子どもが腰を抜かして後退りをしているのです。声は聞こえませんが、しきりに「こわい」と口走って怯えていることがわかりました。必死にある一点を指差して「こわいこわい」と言って、ふいにふっと消えてしまいました。そこで目が覚めました。
飛び起きて子どもが指を差していた方を見ると、丁度そこはにっかり青江が置いてある場所だったのです。その時、ああ守ってくれたんだなと感じ、そして何故だかわかりませんが「もう大丈夫だ」という気持ちになり安堵したことを覚えています。
その夜以降、悪夢や霊障に悩まされることがなくなり、ちゃんと眠れるようになりました。
思い出しながら書いていて自分でも嘘みたいな話だなと思いますが、本当に守ってもらったんですよね。感謝しかありません。
あれから私は実家の神社を継ぐために地元に戻り、夢だった教員もしつつ平穏な日々を送っています。
にっかり青江は、今も変わらず私の部屋で静かに見守ってくれています。刀に触れると自然と心が落ち着きほっとするので、疲れたときは、そうして助けてもらっています。
職人の皆様が想いを込めて作り上げてくださった一振をこれからも大切にしていきます。かけがえのない縁を結んでいただき、本当にありがとうございました。
長くなりましたが、むしゃ処様、職人の皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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